- 複数受験&油断しなければほぼ受かる
- 全入ではない
- 高校や大学とは違いどこの養成機関出身であるかは全く影響がない
はじめに
登録養成課程への進学を検討している場合、仕事や家庭への影響もあるのでできれば知りたい情報です。そこで、ここでは競争倍率の計算方法と過去実績に基づいた競争倍率について紹介していきます。
競争倍率の計算方法
中小企業診断士の登録養成課程の競争倍率(合格率)は一般的には公開されていません。しかし、競争倍率は、試験合格発表日に公開される受験番号の一覧表から計算することができます。受験番号は大体連番ですので、例えば合格者の最後の受験番号が「00100」で合格者数が70名だった場合、およそ100名の中から70名選抜されたことになります。故に、競争倍率は100÷70=1.4倍と計算できます。
登録養成課程の倍率は1.1~3.0倍
先の計算方法によって、過去実績から養成課程の競争倍率を計算すると1.1~3.0倍になります。合格発表の期間は限られていますので計算できない場合もあります。その場合、この値を目安にしてください。民間の登録養成機関において差は余りなく、概ね人数が少ない程倍率が高くなります。中小企業大学校だけは別格で、募集人数が多いのにも関わらず倍率は2倍程度になっています。
気をつけたい点
中小企業大学校受験の注意点
先にも書いた通り、中小企業大学校の倍率はおよそ2倍です。ですが、この2倍というのはあまり参考になりません。中小企業大学校の場合、受験者は企業派遣の方と私費入学に分かれています。そして、どちらかといえば、企業派遣を優先して合格にする傾向があるようです。優秀な方でも私費入学の場合、合格できないことがあります。
情報が公開されていませんので憶測にしか過ぎませんが、別の登録養成機関で総代表になるレベルの方が合格できなかった事例があります。
1.0倍を下回っても合格させない
民間の養成機関は割と倍率が低いです。そのため、中高年世代の方が資金力にものを言わせて受験するケースがあります。しかしそこは登録養成機関のプライドでしょうか、レベルの低い受験生はどんなに競争倍率が低くても落ちます。このあたりは民間のプライドを感じます。なので、民間の養成機関を受験する場合も油断せずに受験することをお勧めします。
まとめ
養成課程は一次試験を合格するレベルの方であれば、普通にやれば受かります。あまり気を揉む必要はないでしょう。ただし、中小企業大学校だけは特殊な事情がある点にご注意ください。