中小企業診断士

中小企業診断士になるには?

中小企業診断士になるには、中小企業診断士試験に合格して、中小企業庁に登録の申請を行います。中小企業診断士試験は一次試験、二次試験、面接、実務補習という4ステップで構成されています。このうち、2次試験から実務補習のプロセスは、中小企業診断士の登録養成課程というカリキュラムに代用することができます。
ポイント
  • 一次試験、二次試験、面接、実務補習
  • 二次試験以降は登録養成課程も可
  • ストレート合格率は約4%

選考プロセス

中小企業診断士の選考プロセスを以下の図に示しました。
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先にも書きましたが中小企業診断士になるためには、一次試験、二次試験、面接、実務補習という4ステップを経る必要があります(パターン1)。また、二次試験から実務補習までのプロセスを登録養成課程に代えることもできます(パターン2)。これらについて順を追って説明します。

一次試験

中小企業診断士の最初のハードルは一次試験です。一次試験はマークシート方式で、企業経営に関する分野の7科目で実施されます。各科目40点以上、合計点が60%を超えると合格します。評価は絶対評価で合格率はおよそ20%です。個人差はありますが一次試験突破のためには数百時間の学習が必要だとされています。試験は毎年8月初旬に実施されます。一部の科目のみ合格した場合は、3年を期限として次回の受験に合格した科目を持ち越しすることができます。

二次試験(パターン1)

一次試験合格後は二次試験に挑戦することができます。二次試験は論述式で、企業経営に関する分野の4テーマを扱います。採点方法に関しては非公開です。相対評価で上位20%くらいが毎年合格します。また、一次試験合格後、二次試験に不合格になったとしても、来年もう一度受験することができます。試験は毎年10月中旬頃実施されます。

面接試験(パターン1)

二次試験合格後は、口頭試問形式の面接試験があります。ここで落ちる受験生は毎年数人程度、ほぼ合格できる試験と言っても過言ではありません。緊張しないで難しい言葉を使わずに普段通りに話せば問題ありません。この試験の意図は、基本的な経営知識をマスターしているかという点と、コンサルタントとして相応しい人物であるかを確認するためのものです。下手に過去問を頭に入れることもありません。

実務補習(パターン1)

面接試験をクリアした時点で、中小企業診断士試験には合格です。しかしそこにはもう一つ壁があります。実務訓練が必要だという壁です。試験合格後、3年以内に15日以上の実務補習または実務をしなければ、中小企業診断士の登録はできないことになっています。会社勤めの方は休日の調整が必要になると思いますので、よく注意してくださいね。

登録養成課程(パターン2)

パターン1と比較して単純明快なルートが登録養成課程です。認可のある登録養成機関に一定期間通い、試験に合格すれば中小企業診断士の登録資格を得ることができます。入試倍率は養成機関によって違いますが1~3倍です。入学後はよほどのことがない限り落第することはありません。費用は割高ですが、パターン1よりはずっと確実性の高い方法です。

登録

試験に合格しても、中小企業庁に中小企業診断士の登録を行わなければ中小企業診断士になることはできません。郵送で必要書類を送って晴れて中小企業診断士です。登録されているかどうかを確認できるのは1か月後の官報です。めったに読む機会のない官報ですが、記念にダウンロードか書店で購入するのもいいかもしれませんね。

まとめ

中小企業診断士になるためには、一次試験の難関を最低限潜る必要があります。その後は、二次試験という費用のあまりかからない狭き門を進むか、登録養成課程という費用をある程度かけてでも広き門を進むかという選択に迫られます。とはいえ一次試験だけでも合格率20%程度ですので、まずは着実に一歩進めてから進路を決めても遅くはないでしょう。

まずは一次試験を突破する。
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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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