転職

採用担当者から見た内定しやすい人・しにくい人

はじめに

筆者は今、ある企業の採用担当者として活動しています。また、入社する何年か前は転職者として約60社の企業に応募してきました。採用担当者の立場となって、過去の自分を振り返ってみると、こうすればもっと内定を頂けたと思えることが数多くあります。ここでは、採用担当者の視点から内定しやすい・しにくい人についてお話します。

内定獲得能力と仕事の能力は連動しない

前提として、内定を獲得する能力仕事で必要な能力とは、全く異なるものだということをお話します。例えば、世界が驚くような能力を持っている技術者であっても、その価値が採用担当者に伝わらなければ内定には至りません。例えば、自分の描いた営業提案から、業界全体の需要を創り出した実績のある営業マンであっても、その価値が採用担当者に伝わらなければ内定には至りません。結局のところ、採用担当者の受容力にもよるところが大きいのです。また、書類選考・面接は短時間で、仕事は長期間です。内定獲得能力と仕事の能力はそもそも違うということを最初にご認識頂ければと思います。

内定するまでの3ステップ

採用担当者の視点で、内定を提示するまでの3ステップについてお話致します。

1.怪しき人は除外する

まずは、応募に際して明らかに怪しい人を除外します。挙動不審であったり、応募書類の体裁が整っていなかったり、おそらくコンサル白書をご覧のあなたのようなタイプでしたら、意識しなくともいいと思いますが、結構な数の怪しい人がいます。こういった方は、例え、東大卒だったとしてもお断りしています。

2.できる限り会う

筆者の所属している会社は、できる限り応募者と会うことにしています。ただ、あまりにも応募がたくさんあって、全員と会うことができない場合もあります。その際は、書類選考となるわけですが、大企業ではそういったところも無慈悲なアウトソーシングとなっております。多くの方はここで涙を飲むことになります。ですので、本当は実力があっても、学歴や職歴に傷がある場合、この関門で自然と脱落することとなります。アウトソーシングで判断できるのは、学歴や職歴程度ですので・・・。

3.相性で決める

最後は恋人選びです。いろいろな人と会ってみて、この人となら一緒に働きたいと思えると、晴れて内定です。感性は採用担当者次第といったところだと思います。合理的な判断はありません。

内定しやすい人

ここまでの話を踏まえ、内定しやすい人の特徴についてお話します。

歩調を合わせられる人

内定しやすい人は、ある人物の演技が得意です。その人物とは、採用担当者が思い描くであろう自分です。採用担当者は、ある程度、こういう人材だったらいいなと思って面接をするわけです。なので、採用担当者が思い描くイメージにフィットすると内定に近づきます。例えば、採用担当者がITにうとく、あなたがデータベースエンジニアからプログラマーに転職したいと考えていたとします。そして、採用担当者があなたのことを「パソコンに詳しい人」という勘違いを起こしたとします。このとき「はい。パソコンのことなら何でも任せてください。」とするか、「いいえ。私はデータベース以外はさっぱりです。」とするかで運命は大きく変わります。この場合は、就職後は困るかもしれませんが、内定獲得という目的だけであれば、採用担当者が理解できる範囲で、自分を解説できる人、つまり歩調を合わせられる人のほうが心象はよいです。

ビジネスが見える人

何次面接かで現場責任者が担当になる場合があります。その際、考え方が合うかという視点で、応募者と対話するわけですが、現場責任者は必ず、ビジネスを成長させることのできる人材であるかを判断します。なので、「自分が仮に入社したら、このような工夫をして、他社に負けないサービスを作ることができます。」と言い切れると強いです。単なる欠員補充だったとしても、その会社が欲しくてもなかなか手に入らない能力を持っている場合、内定につながりやすくなります。

容姿端麗な人

容姿端麗であることはもはや特技です。これは男女共です。志望動機なんかどうでもよいです。

内定しにくい人

内定しにくい人は、先の内定しやすい人の特徴をひっくり返せば大体当てはまります。その他にも、内定しにくい人の特徴をいくつかあげていきます。

制約が多い人

ビジネスは常に流動的です。3年後は別の仕事をするということはよくあることです。そういった場合に、転用しにくい人は内定は難しくなります。これは、実は人間的に素晴らしい人材が陥る問題でもあります。何かの分野に長い時間集中して結果を出していくことは、大きな成果をもたらすためにとても重要なことですが、採用においてはそういったことも制約とみなされてしまいます。

理由が見えない人

転職の理由が見えない人はやはり難しいところがあります。転職はなんらかの不満があってするものですので、そこに美談はいりません。そういったことは正直に言って頂いたほうがよいです。転職・就職本ではマイナスな理由は言わないほうがよいと書いてあるかもしれませんが、それは理想論に過ぎないと筆者は思います。

まとめ

内定のしやすい人としにくい人には、書類選考まではキャリアの傷の少なさ、面接に入ってからは相性の良さがポイントになります。もし、書類に傷があれば、転職エージェントをご活用頂いたほうがフォローもして頂けてうまくいきます。転職活動のご参考となれば幸いです。

最後は相性
落ちてもめげない
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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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