転職

ITコンサルタントからビジネスコンサルタントへの転職の難しさ

はじめに

コンサルティング業界で、上流工程を目指す人は非常に多いです。しかし、一度、ITコンサルタントになってしまうと、そこを抜け出してビジネスコンサルタントになるのは大変です。ここでは、ITコンサルタントからビジネスコンサルタントへの転職の難しさについてお話します。

入り口を間違えない

特に大手のコンサルティング会社に入社した際は注意が必要ですが、担当がIT系でしたら、社内でのビジネスコンサルタントへの転職は大変難しくなります。将来、ビジネス系のコンサルタントになりたいのであれば、新卒の段階で、そういう企業にチャレンジするのが近道です。もし、あなたが既にIT系のコンサルタントでしたら、他の人があまりやらない方法でビジネスコンサルタントを目指す必要があります。

ITからビジネスコンサルタントの2つの道

もしあなたがIT系のキャリアを歩んでいて、この先、ビジネス系のコンサルティングに携わりたいのであれば、力のある良き理解者を見つけるか、自分の力で道を切り開く必要があります。例えば、容姿端麗である、学歴がいいなどの魅力があれば、割と力のある理解者を見つけることができます。しかし、そういった見込みが全くない場合、職務経歴を凌駕するような職務外経歴を作らなければ転職は難しいです。

ITの実績に引っ張られるな

一つ重要なポイントは会社はあなたの味方ではないということです。きっとこのページをご覧のあなたは、間違いなく社内でも優秀な部類に入っていることと存じます。IT系において華々しい実績もお持ちだと思います。しかし、会社の評価はそこまでです。あなたが抜けられたらIT系業務が困るのです。会社の意向を尊重すると、あなたの夢がどんどんと遠ざかります。人生は1回きりです。ITの実績に引っ張られないように、ぜひご自身をコントロールしてください。

まとめ

ITコンサルタントからビジネスコンサルタントへの転職は、優秀な方ほどIT系の実績に引っ張られ、ハードルが上がります。転職を成功させるためには、良き理解者と出会うか、職務外で実績を作るしか方法はありません。夢に近づけるように、ぜひご自身をコントロールして、転職のチャンスを逃さないように準備をしてください。

ITコンサルタントからビジネスコンサルタントは近くて遠い。
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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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