コラム

ワークライフバランスの誤解

はじめに

筆者は周囲から驚かれる程の長時間労働をしています。そんな筆者ではありますが、ワークライフバランスという言葉には違和感があります。ここではワークライフバランスの誤解についてお話していきたいと考えています。

思い通りにいく時間の最大化

筆者が違和感を感じている理由をイメージにして示します。

ワークライフバランスは、仕事と仕事外の時間のバランスをとって豊かに生きましょうということですが、筆者は少しこの観点はずれているように思います。つまり、仕事であろうとなかろうと思い通りにいく状態を最大化することが一番いいと筆者は考えています。実際、仕事の時間はなかなか思い通りにいかないことのほうが多いものです。しかし、そこに焦点を当てて、ワークライフバランスを理由に努力を怠るようなことがあっては本末転倒です。仕事と仕事外という分け方よりも、思い通りにいく時間を最大化するために、仕事と仕事外の時間をどうバランスさせるかを考えたほうがいいと筆者は思います。

ワークライフバランスが必要な方もいる

ここまで書いておいて何ですが、ワークライフバランスが必要な方はおります。例えば、子育て中の方や介護中の方など、どうしても調整できない「ライフ」の時間がある方です。社会的な視点からも、子育てや介護のために大量の税金を投下して、施設やサービスを創設するよりもよっぽどいいと思います。

長時間残業について

長時間残業はいい場合とそうでない場合があります。いい場合は残業代がなくても残りたいというパターンです。つまり、家に帰っても実りがなく、会社で仕事をしておいたほうがメリットがある場合です。一方、そうでない場合は、有無を言わさず排除すべきだと筆者は考えています。

まとめ

ワークライフバランスは、ご家庭に恵まれた方あるいは居心地を求めている方が提唱・共感されている理論ではないかと出会ったときに思いました。決してお勧めはしませんが、コンサルタントの中には家に帰るよりも、出張が大好きな不届き者も多くおります。ワークライフバランスは、一定の社会性を保つためには必要なことですが、それ以上は余計なお世話だと筆者は思います。働き方は人それぞれです。ワークライフバランスを鵜呑みにせず、ご自身にとって一番思い通りにいくスタイルを手に入れて頂ければと思います。

仕事・仕事外よりも思い通りにいく・いかないの切り口で。
ワークライフバランスに翻弄されない。
ABOUT ME
コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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