知識

学歴フィルタ

はじめに

コンサルタントといえば、頭のいい人がなる職業のイメージがあります。実際もそうだと思います。日本の社会では、まだ「頭のいい人=学歴の高い人」というイメージが根強く、大手・優良企業には、偏差値の高い大学出身者が集まる傾向は20世紀から続いています。では、ホントの意味での地頭を要求されるコンサルティング業界には、学歴フィルタのようなものは存在するのでしょうか?答えは存在します。ここではコンサルティング業界の学歴フィルタについてお話します。

コンサルティング業界の学歴フィルタ

あまり表向きにはなりませんが、コンサルティング業界の学歴フィルタは概ね以下のようになります。

戦略帝国大・早稲田・慶応レベルまで
大手地方国立・明青立法中・関関同立まで
中堅以下なし

学歴フィルタがある理由

コンサルティング業界で学歴フィルタがあるのは、顧客側の要望といっても過言ではありません。高いコンサルタントフィーを払ってまで来てもらう人材ですから、有名な大学の方がいいのです。社長の立場であれば、やはり東大卒のコンサルタントと名もない大学出身のコンサルタントであれば、一般的には前者をとるでしょう。世の中のイメージに逆らい切れない業界でもあります。

学歴とできるコンサルタントとは無相関

コンサルティングファームを渡り歩いてまず間違いないと思ったのが、学歴と優秀なコンサルタントは全く相関性がないということです。相関0です。これだけは断言できます。筆者は、東大卒のうだつの上がらないコンサルタントも、高卒でもめちゃくちゃ優秀なコンサルタントを知っています。学歴は顧客満足のためにあるんだと悟りました。「学歴の高い人≠頭のいい人」というのが現実です。

学歴のない人がコンサルタントになるには?

学歴フィルタがあるコンサルティング業界で、学歴がない人が大手コンサルティングファームに入社することは諦めないといけないかというとそうではありません。学歴がダメなときは職歴があります。確かに一昔前は、学歴の幅が狭く、書類選考の段階で落ちていましたが、今は選考時の学歴条件がかなり緩和されています。SIや中堅のコンサルティングファームで力をつけて、腕一本で転職することは可能です。レベルが高ければ引き抜きもあります。(筆者自身そういったお話を頂いたことがあります。)なので、腕が確かなら勝負するのもいいと思います。

ばらつきの現実

コンサルティングファームが選考時の学歴要件を緩和したのは、大学名ではコンサルタントのレベルが図れなかったことが背景にあります。コンサルティングファームの採用担当者はさぞかしご苦労されたことだと思います。しかし、私も様々なコンサルタントに会ってきましたが、大手でも優秀な人ばかりとは限らないのですよね。ただ、その会社がプライム案件を握っていると、その人に従わなければならないのが現実です。鶏頭牛後と言われるように、コンサルタントを目指す方は、ぜひ力をつけてプライム案件にたずさわれるように成長を目指してほしいと思っています。

まとめ

コンサルティング業界に学歴フィルタは存在しますが、顧客イメージに基づくものです。実際のコンサルタントのレベルとは相関性はないので、偏差値の高い大学・海外の大学出身の方は一回学歴を捨てて、そうでもない方は実力で名声をあげて、高いレベルのコンサルタントを目指してほしいと筆者は思います。

学歴フィルタは顧客のもの。コンサルタントは実力。
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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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