- 大都市を中心に12校
- 期間・時間帯・付帯資格に差
- 中小企業大学校以外の選択もOK!
平日・週末・夜間? 半年・1年・2年?
登録養成課程への民間の組織の参入により、週末や夜間の学校ができました。
養成機関 | 時間 | 期間 | 費用 | 募集人数 | 場所 | 資格 |
---|---|---|---|---|---|---|
中小企業大学校 | 平日 | 半年 | 230万 | 40-80 | 東京 | |
法政大学 | 夜間 | 1年 | 259万 | 20 | 東京 | 修士 |
中京大学 | 夜間 | 2年 | 188万 | 30 | 名古屋 | 修士 |
名古屋商科大学 | 週末 | 2年 | 346万 | 18 | 名古屋他 | 修士 |
東海学園大学 | 夜間 | 2年 | 150万 | 8 | みよし | 修士 |
東洋大学 | 夜間 | 2年 | 257万 | 8 | 東京 | 修士 |
千葉商科大学 | 週末 | 2年 | 248万 | – | 市川 | 修士 |
兵庫県立大学 | 選択 | 2年 | 184万 | 15 | 神戸 | 修士 |
城西国際大学 | 夜間 | 2年 | 174万 | 12 | 東京 | 修士 |
日本生産性本部 | 平日 | 半年 | 252万 | 32 | 東京 | 認定 |
日本マンパワー | 夜間 | 1年 | 250万 | 24 | 東京 | |
中部産業連盟 | 夜間 | 1年 | 220万 | 24 | 名古屋 |
※ご受験の前に各課程の公式ページから最新情報をご確認ください。
登録養成課程のすすめ
冒頭でも書きましたが、登録養成課程に進むことは非常に賢い選択です。
理由1:「危ない橋」の回避
中小企業診断士の二次試験は運が絡む試験です。そして、2回落ちたらまた一次試験からやり直しです。合格率20%の凸凹道と、合格率ほぼ100%の高速道路。安全な道は明らかに登録養成課程です。
理由2:時間節約
登録養成課程は200~300万円かかります。高額です。二次試験に賭けようという気持ちももっともです。しかし、人生80年。そして、実質、働くことができる残り時間はせいぜい40~50年です。この中の1~2年という期間の価値は、金額では推し量ることができません。登録養成課程をやっかむ方も、たまにいらっしゃいますが、そのような方は、費用でしか物事を判断しない視野が狭い方だと思います。重要なのは中小企業診断士になってからの活動です。
理由3:独立レベルのスキル習得
最近、すしアカデミーや、ラーメンアカデミーといった養成学校ができています。中小企業診断士の登録養成課程はこれに近いです。
二次試験ルートは、残念ながら「机上の理論」しか学べません。文章読解力と作成力は鍛え上げられますが、そこまでです。
一方、登録養成課程は実地です。各機関と訪問企業の関係がありますので下手なことはできません。経営コンサルタントの道へ進むのであれば、フィーを頂戴できるレベルのスキルを学ぶチャンスだと思います。
どの登録養成機関を選ぶべきか?
期間で選ぶ
およそ半年で修了できる機関は「中小企業大学校」と「日本生産性本部」です。お仕事を休める方であれば、この2つの機関がベストだと思います。どちらも首都圏外からの受講生もおり、寮(中小企業大学校のみ)やマンションを借りて取得を目指されます。
地域で選ぶ
どうしても関西や中京でしか学ぶことができない場合は、募集枠は減りますが、それぞれの地域の養成課程を第一候補にするのがいいと思います。尚、「中小企業大学校 関西校」での開講はここ10年ほど噂になっていますが、あまり充てにしないほうが賢明かと思います。
資格で選ぶ
大学院は並行して「MBA」の取得が可能です。ですが、実は、ビジネス的にはMBAは最近評判があまりよくありません(日本のみ)。頭でっかちなMBAホルダーが多くなってしまったこと、経営領域で国際的にネームバリューのある大学が日本にないことが、主な理由です。
そのため「MBA」にはさほどこだわらなくてもいいと思います。もし、取得を目指される場合は、中小企業診断士とは別に、英語の勉強をして国際的に通用する大学へ進学することをおすすめします。
まとめ
登録養成課程は、中小企業診断士に着実にステップアップできる環境を提供してくれます。もし、1次試験に合格していらっしゃれば、登録養成課程という選択は賢い選択です。中小企業診断士になれば、人気資格なだけあり、昇進や転職、独立などで収入が上がる可能性は十分にあります。(筆者も中小企業診断士ですが、中小企業診断士資格取得にかかった費用はすぐに回収してしまいました。)
人生を輝かせるいい選択をなさることを期待しております。
本記事の一部が、某書籍に引用されていることを発見しました。情報化の進んだご時世ですので、引用はそのものは問題なく、ご連絡も不要ですが、フッター部に明記させて頂いております通り、著作権は放棄していません。なので、最低限のマナーとして、参照元くらいは明記してほしいと思いました。(他の引用部には参照元が記載されていました。とても悲しかったです。)というのも、実は、本ページの修正前の情報がそのまま引用されていたんです…。もし、その某書籍を発見されましたら、あまりご参考になさらないことをお勧めします。