モラルとモラールという言葉に差があることをご存知でしょうか?人事系のコンサルティングの現場で、使う用語ですがこの違いを知らないと重大な誤解を招くことになります。ここでは、モラルとモラールの違いについてお話します。
ポイント
- モラルが道徳
- モラールが士気
- 違いを知らないと意味の取り違えが起こる
モラルは道徳。モラールは士気。
英語でモラルはmoral、モラールはmoraleです。日本語では長音一つの違いですが、英語では明らかにスペルが違います。意味はモラルが道徳で、モラールが士気です。もし、経営者から「うちの会社はモラルが低い。」という言葉を聞いたとしたら、その「モラル」という言葉が道徳を意味しているのか、士気を意味しているのかを前後の言葉から推測することをお勧めします。
改善したいのはモラルなのかモラールなのか?
コンサルティングにあたり、改善したいのはモラルなのか、モラールなのか意識する必要があります。ただ、日本では一般的にモラルが低いことはめったにないと思いますので、モラールを意識することになるでしょう。但し、陰湿ないじめやセクハラがある環境では、モラルの改善という表沙汰にしてはいけないコンサルティングもあります。
まとめ
モラルとモラールの違いはお客様にお話するときも注意しないといけません。一般的にモラルもモラールも道徳と捉えられやすいので、発言するときはよく注意してください。
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