コラム

経営者の4つのタイプ・対面するときに気をつけること。

はじめに

経営者は概ね4つのタイプに分かれます。

  • 893型
  • 詐欺師型
  • 雇われ型
  • 正統派

コンサルタントとして、お付き合いしやすいのは「雇われ型」の社長です。「正統派」もマッチスキルによってはお付き合いすることができます。気をつけなければならないのは「893型」と「詐欺師型」です。この記事では経営者の4つのタイプについてお話します。

経営者を見極めよう

企業に籍を置き、お客様を選べる立場にないコンサルタントの方には難しいかもしれませんが、コンサルタントとしては、どのような経営者が相手なのか見極め、お付き合いの仕方を考える必要があります。

残念ですが、経営者の中には、倫理性のない方もいます。

変な片棒を掴まされないように、経営者には以下の4つのタイプで見切れるスキルを身につけることをお勧めします。

経営者の4つのタイプ

893型

「893型」とは、支配欲求が極めて高いタイプの経営者です。自分の思い通りになることのみが正で、法律違反(特に商法)、労働者に対する人格否定に対する抵抗感がほぼありません。

問題が起こったときは、お金で解決しようとしたり、問題を背負わせて従業員を退職に追い込んだり、騙されやすい会社を言いくるめて部門ごと事業売却するなどといったことをします。

一方で、普段は非常にお人柄がよく、多くの方が騙されます。

ある種、”本職の方”よりも、たちが悪いかもしれません。

このような「893型」の経営者がいる会社は、従業員は本音を出せません。言論統制された独立国家に近い雰囲気があります。

正義感溢れるコンサルタントとしては、何とかしたいという思いもあるかもしれませんが、こういった企業では一人二人の力ではどうにもできないのも事実です。尻尾を掴んで、弁護士さんや労働基準監督署に相談して、手を引くしかないかと思います。

詐欺師型

「詐欺師型」とは、成功の道筋が見えないのにもかかわらず、虚言癖で従業員やお客様を翻弄するタイプの経営者です。尚、本人に自覚がない場合のほうが多いです。

このようなタイプの経営者は、Microsoftの成功に代表される「ビッグマウス主義」を曲解しているようなタイプが多いです。

自身の「無学」を棚に上げ、お客様の望みの1つ上のプランを描き、「できます!」と言い切って、従業員に丸投げし、できないと激怒する内弁慶タイプの経営者です。

尚、お客様の望みの1つ上のプランを描くこと自体は、非常に素晴らしいことです。

ですが、100%できると言い切ってしまうことがいけません。正しくは、お客様にもリスクを許容してもらうことが必要です。

このような「詐欺師型」の経営者の会社は、特に力のある人材が、経営者に愛想をつかしてやめていくことが特徴です。そのため、会社に真っ当なノウハウがありません。

なので、必要なときにだけ外からノウハウを買ってすぐ売るような事業、例えば、小さな企業を買って名前だけ変えて売るような事業をしていることが多いです。

中身が空っぽですので、コンサルタントがちょっと入るくらいでは、どうすることもできません。詐欺師型の社長に、いいように使われて捨てられるだけですので、関わらないことをお勧めします。

雇われ型

「雇われ型」とは、本人の望みではなく、政治的な事情で経営をしているタイプの経営者です。自分の方向性に自信を持てないことが多いです。「プロ社長」とは違います。

コンサルタントとしては、このようなタイプの経営者とお付き合いするとうまくいきます。

人生は時折、選ぶことのできない境遇があります。

「雇われ型」の社長は、このような境遇で迷っている状態ですので、ビジョンがよくわからないまま、ただ今までのプロセスをなぞるだけの場合が多いのです。

コンサルタントとしては、自信と自由、愛を振りまいて、一緒になって考えるとうまくいきます。

正統派

「正統派」とは、社会的な意義、未来への希望を持って、正しい倫理観の中で経営を行う経営者です。様々な経営者が辿り着く最終系です。

コンサルタントは、多少出る幕がある経営者です。お付き合いがうまくいくかは、時代の先に向かったアイデアの有無だけです。

正統派の経営者が欲するものは、主に2つあります。1つは、自分の経営方針に近い仲間です。もう1つは、次の時代を切り開くためのアイデアです。

1つめの自分の経営方針に近い仲間のほうは、残念ながら、コンサルタントが出る幕はありません。実業家でなければわからない痛みがたくさんあるからです。独立してコンサル会社をつくる程度のことができなければ、同じ土俵に立つことはむしろ失礼です。

そのため、コンサルタントとしてお付き合いするのであれば、2つめの相手の想像の少し先を行くアイデアを提供していくしか方法がありません。

ですが、このスタイルは本来、コンサルタントがあるべき姿ですので、当サイトをご覧頂くあなたのような優秀な方には、是非、このスタイルを目指して頂ければと思います。

まとめ

経営者には「893型」「詐欺師型」「雇われ型」「正統派」の4つのタイプがあります。コンサルタントとしては、「893型」「詐欺師型」は避け、「雇われ型」「正統派」の経営者のために尽力したほうがお互いハッピーになると思います。企業にお勤めで、仕事を選べない場合は、難しいかもしれませんが、経営者の4つのタイプを見極められると、少なくとも仕事への熱の入れ方をコントロールすることができるはずです。ぜひ、4つの経営者のタイプを見極め、仕事に活かしてください。

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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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