転職

経営者の眼、管理者の眼、人事担当者の眼

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はじめに

転職活動を成功させるためには、3つの眼を意識することが大切です。それは、経営者の眼、管理者の眼、人事担当者の眼です。履歴書、職務経歴書、面接の全てで、この眼に対する意識が必要です。

人事担当者の眼

まず、採用のための最初の難関は人事担当者の眼です。転職ウェブサイトの経歴書、郵送されてきた応募書類、メールに添付されてきた電子データをみます。人事担当者は、送られてきた情報をざっと見て、レジュメを読む順番を大体決めます。この時に情報が届いていないとそのふるいにすら載りません。なので、Webで告知された瞬間にポンと応募するのが圧倒的に有利です。そして、レジュメにはキーワードを散りばめることです。即戦力になりそうなキーワードをたっぷり書いておく必要があります。ここである程度可能性がありそうだという方は、現場担当者へとレジュメが回されます。

現場管理者の眼

回されたレジュメは現場担当者がじっくり読みます。現場でしか得ることができない知識等のエピソードがあれば強いです。人事部の面接が先か、現場担当者のレジュメ確認が先かわかりませんが、この人と一緒に働きたいと思われなければ終了です。人間臭さがあるエピソードがいいでしょう。コンサルの場合、優秀だけど嫌味がない感じか、あるいはイノシシのように強烈なパワーの持ち主か、圧倒的なスキルがあるかなどが重要です。また、ハードな仕事ほど女性が有利です。

経営者の眼

選考が最終面接近くなると、経営者が登場します。経営者が見るポイントは、この人にお給料を払っても惜しくないか、儲けに貢献できるか、なんとなく相性が合うかなどです。経営者が見るポイントはそれほど多くありません。直感に近いレベルです。このとき、経営について口出しするのはやめましょう。あくまで労働者として行ってください。入社してから経営に口出ししてください。経営者の面接の質問は、経営者の思いなんかを聞いてみると面白いと思います。

まとめ

転職活動で採用を手にするためには、人事担当者の眼、現場管理者の眼、経営者の眼を意識した対策が必要です。間違ってもハローワーク等の知識のない人間のアドバイスを鵜呑みにしてはいけません。落ちます。特にコンサル会社は、優秀な人材が集まってきます。その辺りを考えて、戦略的にレジュメと面接を組み立てましょう。

3つの眼を包括的にクリアできる対策が大切。
ABOUT ME
コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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