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なぜ、国語・数学・理科・社会・英語の5教科を学ぶのか?

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はじめに

国語、数学、理科、社会、英語の5教科は、少なくとも日本では義務教育の中で誰もが学ぶことです。でも、なぜこの5教科を学ぶのかについては、筆者は教えてもらった記憶はありません。ここでは、なぜこの5教科を学ぶかについて、社会人の視点からお話したいと思います。

国語を学ぶ理由

国語は知識を取得し、情報を発信するために学ぶものです。受験勉強では残念ながら、情報発信するための能力はさほどつきません。ただ、社会に出てからは、相手が興味を持つ文章を書くことになる機会や、説得力のある言論を求められる局面がでてきます。このときに役に立つのが国語の力です。お店のPOP広告にしても、ソーシャルメディアにしても、説得力のある言葉は武器になります。先生には理解される必要はないと思いますが、大衆やターゲットには理解されることが必要です。また、新しい知識を学ぶ際にも国語の力が必要です。先人の知恵は言霊として文字に宿ります。相手の難しい言葉を理解して、自分は簡単な言葉を駆使して表現する技術を高めることが国語を学ぶ理由です。

数学を学ぶ理由

数学は正確に物事を解釈して発展に結びつけるために学ぶものです。数学を「論理的に物事を解決する能力を養うため」と思う方もいるかもしれませんが、これは数学の一部の性質から来るものです。数字をいろいろな物事に適用した結果、人間社会は著しく発展しました。世の中にあるもののほとんどが、数字と関係があるものだと思います。ただ、数字が生卵のようなものだとしますと、生卵のままではなかなか使い方が限られてしまいます。生卵をゆで卵にしたり、スクランブルエッグにしたり、フレンチトーストにしたりするように、数字をいろいろな調理方法で様々な物事に適用させることが数学です。未来に何が待っているかわかりませんので、様々な調理方法を事前に習得することが数学を学ぶ理由です。

理科を学ぶ理由

理科は自分たちの取り巻いている自然環境を理解するために学ぶものです。もし理科がなければ、自然環境と調和して生きていくことはできません。焼畑農業や中国のPM2.5問題は、残念ながら、理科に対する知識や配慮が欠落している人々が起こしているものです。道具や文明を手に入れても、そのベースとなる理科の知識がなければ脅威となります。また、理科は他の教科と異なり、人間がルールを作ったものではなく、自然法則を人間が理解しようとして発展してきている分野です。故にわからないことだらけです。例えば、新しい薬をつくり、化学式がわかっていたとしても、人体にどういう影響があるのかは、実験しなければわからないといった状況です。理科は自然環境を理解して生きていくために学ぶものです。

社会を学ぶ理由

社会は人間社会を生きるためのルールを理解するために学ぶものです。人間は敵だとみなすと争いが起こり、中立や味方であれば争いは起きません。では、人間は何をもって敵とみなすのでしょうか?答えは、相手の価値観に納得できないことがあると敵とみなすことになります。相手の価値観を知るということは、人間社会を形成していくうえではとても重要なことです。相手の価値観を場所別に考えるのが「地理」であり、時系列で考えるのが「歴史」であり、現在に焦点を充てるのが「公民」です。例えば、ビジネスで新たに工場を建設する際には、地域の価値観を大切にしなければなりませんし、政治や法律を知らないと土俵にも上がれません。人間社会をうまく生きていくために世の中の仕組みを理解することが社会を学ぶ理由です。

英語を学ぶ理由

英語は地球を舞台に活躍する技術を学ぶものです。学生時代は、素晴らしい英語の発音をするとクラスのお調子者がちょっかいを出してくることもありますが、世界の見えていない人間などは相手にしないほうがよいです。実際、日本人のパスポート取得率は24%です。世界の広さを知ると人生はもっとずっと面白くなります。ただ、グローバルで使えない英語を量産する学校指導要領はなんとかならないものかと筆者は思うわけです。また、英語と英語ほどではなくとももう一つくらい使いこなせる言語が必要になると思います。アフリカではフランス語、アメリカではスペイン語、アジアでは中国語が話せるとより望ましいです。いずれにしても基本は英語です。地球を舞台に活躍する可能性を広げることが英語を学ぶ理由です。

まとめ

国語、数学、理科、社会、英語は、将来何かわからないことに出会ったときに解決していくための最低限の武器です。(筆者はこれら5教科にITとお金という教科が今の時代には必要だと思っています。)人智を超えた存在から見て、この5教科は最適かどうかは不明ですが、少なくともそれぞれの教科を学ぶことには重要な意味があると考えてみていいと思います。

5教科はわからないことに立ち向かう知識
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