はじめに
仕事をしていると、誰にも負けない圧倒的な能力が欲しくなります。しかし、社会の原理で、圧倒的な能力を身につけると、キャリアチェンジが難しくなることもしばしばあります。ここでは、キャリアチェンジを見据えた能力のつけ方についてお話します。
何でもできる人、何にもできない人
何をやっても優秀なAさんと何をやってもそこそこのB、C、Dさんがいたとします。Aさんは、システムも会計も組織もマーケティングもコンサルティングができたとします。一方、Bさんは会計専門、Cさんは組織専門、Dさんはマーケティング専門だったとします。Aさんは、前々からマーケティングに興味を持っていたとします。もちろん、Dさんより優秀です。果たして、Aさんはマーケティング部門に配属されるでしょうか?
Aさんは永遠にシステム屋
この会社にいる限り、Aさんの人生はシステム屋で終わります。なぜなら、Aさん以外、システムに携われる人がいないからです。実績を積み上げて、キャリアチェンジを狙おうとしても、システムが益々得意になってしまうだけですので、キャリアチェンジはより一層難しいものになってしまいます。
Aさんは転職するべき
もし、あなたがAさんのような立場でいらっしゃるとすれば、早めの転職をお勧めします。会社はあなたの味方ではありません。やりたいことが全くできないのは、せっかくの人生が勿体無いです。あるいは、副業、週末起業という形でやりたいことの実現を目指すべきです。
まとめ
圧倒的にできるとキャリアチェンジが難しくなります。新卒採用で自分の希望に近い部署に配属になればいいですが、そうでない場合も多々あります。人生を謳歌するためには、素直にやりたい路線にのっかるのが一番です。もし、キャリアの道があさっての方向を向いてしまうようでしたら、人生をかえるために冒険をしましょう。人生は一度しかありません。後悔しない人生になることを願っています。