中小企業診断士

中小企業診断士の勉強法

はじめに

中小企業診断士の学習は14か月程度必要だと言われています。しかし、E判定から一週間で試験に合格した筆者からすれば、この勉強法は非効率極まりないです。ここでは、中小企業診断士試験の勉強法についてお話します。

準備

教材の重要性

中小企業診断士の勉強法で最も重要なのが教材選びです。通信・通学・独学を全て経験した筆者の視点からすれば、教材のわかりやすさが楽に合格する一番の秘訣です。もし、お手持ちの教材がわかりにくいと感じていらっしゃるのであれば、ただちに乗り換えることをお勧めします。

筆者は、TACの教科書を利用していたのですが、わかりにくさに苦しみ、理解するまでに時間もかかり、挫折しました。そこで、このままではいけないと思い立ち、大きな本屋さんへ行って、経済学なら経済学の本を、会計なら会計の本をという形で自分がわかる教材を集めました。そして試験の一週間前からそれらの本を中心に学習をしました。実はこれらの教材に出会う前までは、記憶が全て断片的で、まともに財務諸表も読めない状態でした。一週間猛然と勉強し、試験直前にさらっとTACの教科書を読み直すと、今までわからなかったことがまるでウソのようにわかっている自分に気がつきました。合格して改めて振り返ると、教材の乗り換えが一気に合格への道を開いたと思います。わかる教材で学習することが、一番楽で効果的でした。

中小企業診断士・おすすめ教材

  • 学校に行ってもわからない。
  • これから教材を選ぼうとしている。

という方であれば、コンサル白書は以下の教材をお勧めします。

自分が受験生だったときに、こんな教材があったらいいなぁと思った要素がたくさん込められています。その上、他の通信教育や通学講座に比べても安いんです。筆者は、教材選びに苦しんで30万円くらい投資してしまいましたが、この教材に巡り合っていれば、そこまで投資しなくてもよかったなぁと思いました。中小企業診断士の教材は、どの会社のものでも数万円単位の投資が必要です。ですが、価格に尻込みして学習時間がなくなると本末転倒です。であるならば、最もリスクの低い教材を選んで、一歩二歩進んでみることは非常に戦略的です。少なくとも何も考えずに有名校に通い、自分に合わない教材で堕落する多くの受験生よりも有利な選択だと筆者は思います。本教材は初回講座&合格対策本が無料です。是非、有利な選択でチャンスをものにして頂ければと思います。

短期攻略

中小企業診断士の学習に14か月も必要な理由は筆者にはわかりません。忘却曲線という言葉、聞いたことはありませんか?人間は覚えたことの56%を1時間後には忘れ、74%を1日後には忘れます。つまり、14か月という長期間では、記憶を定着させることができないのです。記憶は新鮮なうちに繰り返すことによって定着します。E判定から一週間で試験に合格というのは、無理なような気がしますが、実は理に適った勉強法です。重要なのは短期間で試験の全範囲をグルグル回すことです。

計算力

財務・会計と経済学に関しては、暗記だけではなく、しっかりと計算力を身につける必要があります。筆者は理系出身でしたので、数学のバックボーンがあって問題ありませんでしたが、もし数学が苦手な方であれば、このあたりは注意が必要かもしれません。問題を解くときには計算力が必要です。とはいっても、財務分析における、売上高●●率のようなものは単純な割り算ですし、経済学も暗記で突破してしまう人もいるので、実際に取り組んでみると、意外とすんなりとわかってしまうものです。ありとあらゆる計算問題で、一番時間をかけないといけないのはキャッシュフロー計算書の作成です。ここだけは、時間をかけても正確な数値が導けるようにしたいです。

まとめ

筆者自身、E判定から一週間で合格した経緯があり、中小企業診断士の勉強法をよく聞かれるのですが、一文でまとめてしまうと、「いい教材を短期間でグルグル回して、キャッシュフロー計算書はがっつりやる。」ということになります。(※もっと具体的な勉強法については書籍執筆中です。)ご参考になれば幸いです。

勉強法に疑問を感じたら抜本的に見直してみる。
ABOUT ME
コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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