はじめに
医師・弁護士・公認会計士。これらは、日本における3大難関資格ですが、このうち公認会計士は、企業経営に近い分野です。ここでは、コンサルタントとしての公認会計士の役割についてお話します。
財務に始まり財務に終わる
経営コンサルティングにおける一つの掟は、財務に始まり財務に終わるというコンサルティングの事実です。財務諸表は経営の一つの成績表ですので、これを無視する経営コンサルティングはあり得ません。例え、コンサルティング領域がITだろうと人事だろうと、財務会計に通じています。そういった意味で、公認会計士のコンサルティングにおける活躍は大きいものです。
スコープの違い
ただ、よく認識おきたいのは、経営コンサルタントとして公認会計士の資格は活かせますが、経営コンサルタントになるために公認会計士の資格をとるのはあまりお奨めできません。公認会計士は、監査・会計の専門家ですので、監査・会計業務で資格の知識を活かすのがあるべき姿です。また、既に公認会計士の方が経営コンサルティングを行うのであれば、経営全般についての何らかのキャッチアップが必要です。経営資源だけでも、ヒト・モノ・カネ・情報と4種類あります。公認会計士は、カネのエキスパートですが、経営コンサルティングには他の分野における専門性も必要です。
まとめ
公認会計士は難関資格なだけに対外印象は抜群です。しかし、実際に経営コンサルティングを行うためには、他の分野の知識も必要です。向上心を忘れないように更なる高みを目指してください。
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