はじめに
数あるコンサルタントの資格の中で、日本で活動するのであれば、一番お奨めな資格が中小企業診断士です。唯一の経営コンサルタントとしての国家資格です。ここでは、中小企業診断士がお奨めな理由についてお話していきます。
経営理解のバロメータ
一般的には知名度が低い資格ですが、コンサルタントや企業の管理者・経営者はよくご存じですのでコンサルタント職において取得損ということはないです。
適度にできることの証明
中小企業診断士のメリットは、経営コンサルタント唯一の国家資格といった点や、働きながらでも取得できる点など、他のサイトでもいろいろと紹介されている通りだと思いますが、コンサル白書が考える最大のメリットは適度にできるということを証明しているということです。もし、中小企業診断士が弁護士や医者のように圧倒的にできる資格では、コンサルタントの助言に耳を傾けて、そのまま信じる方が多くなると思います。しかし、これは経営という側面においては危険です。法律や医学のように明確な理論が根底にある分野と違い、経営は実践が基本です。なので、コンサルタントはクライアントとのコミュニケーションを通じて答えを出していきますので、ある程度相手の言葉を引き出しやすいほうがよいのです。中小企業診断士は適度なそこそこ感があり、クライアントも委縮せずに話しやすいのです。もちろん、クライアントによっては優秀な経歴を所望される場合もあります。その場合は、自分のキャリアですとか実績をベースに話を組み替えればよいのです。このような自在性を兼ね備えた中小企業診断士の資格はコンサルタント職に一番向いた資格だとコンサル白書では考えています。
まとめ
中小企業診断士は、いい意味で「適度にできる」ことに対する証明ですが、試験は決して簡単なものではありません。相応の努力量が必要になってきます。それでも取得できれば、経営コンサルタントとしての道が開けてきます。