- 養成組・試験組の差よりも実力
- 周囲のガヤを気にして人生を台無しにしない
- お金は稼げる・時間は戻せない
「迷い」は選ばれし者の特権
- 中小企業診断士の資格はのどから手がでるほど欲しい。
- しかし、養成課程はいろいろなリスクが伴ってしまう・・・。
登録養成課程への進学は、中小企業診断士の一次試験に合格すると訪れる非常に悩ましい問題です。ただ、この悩みは「選ばれし者」しか経験することができない悩みでもあります。言い方を変えると、難関一次試験を通り抜けた者だからこそ味わえる特権です。一次試験の学習に躍起になってしまい見落としがちなポイントですが、一次試験に合格した時点で既に「選ばれし者」の一員であることに気がつかなければなりません。では、「選ばれし者」が中小企業診断士として活動していくためにはどのような行動が求められるでしょうか?
一歩先に進む勇気を示すこと
- 経営コンサルタントになるという夢
- 業務の幅を広げるという理想
中小企業診断士は公認会計士や税理士と違い、業務独占資格ではありませんので、資格取得を目指す以上「何らかの望み」をきっとお持ちだと思います。そして、一次試験に合格した時点でその全てが手の届く位置にいるのです。このことだけは忘れてはいけません。この状況において「選ばれし」あなたが行うべき行動はなんでしょうか?それはズバリ勇気を示すことです。中小企業診断士として経営者に助言していく立場で、決断を行動に移せないコンサルタントは相手に不信感を与えるばかりか、場合によっては相手を不幸に陥れる危険すらあります。これは試験よりももっとずっと重要なことです。合格率20%というリスクを受け入れて二次試験へ進むか、200~300万円という対価と共に比較的安全な養成課程に進むか、今いるあなたの分岐点は中小企業診断士になるための勇気を試す場所だといっても過言ではありません。
後悔しない選択を
もし、時間やお金に悩んでチャンスを棒にしてしまった場合、時間とお金を失わずによかったと本当に思うでしょうか?後悔し勇気がなかった自分を責めることにはならないでしょうか?本当にお金がない、時間がないといった物理的な根拠があれば別ですが、お金も時間も頑張れば確保できるという中で、勇気を示せずに不完全燃焼で終わることは、試験に合格できないことよりも生き様として悔しくはないでしょうか?中小企業診断士は取得プロセスよりも取得後の活動で評価される資格です。二次試験と養成課程に違いはありません。ペーパーテストの優劣だけで、自分が診断士に向いていないなどと判断するのは非常にもったいないです。むしろ自分の弱みを知った上で、養成課程へ舵をとれる方が、望むべきコンサルタントの姿ではないでしょうか?中小企業診断士は最終的に気持ちが強い人が勝ちます。是非、一歩先に進む勇気を示して、後悔しない選択をして頂ければと心から願っています。