知識

コンサルティングスキル

はじめに

コンサルティングでは様々なスキルが必要です。コンサル白書ではスキルよりも人間性が重要だと考えていますが、現場で仕事を進める際にそうとばかりも言ってはいられません。ここではコンサルティングスキルについてお話していきます。

コンサルティングスキルとは?

コンサルティングスキルと聞くと、野球選手のバッティングのように特殊なものを想像する人もいるかもしれませんが、実際のところ、ビジネスでは当たり前のものばかりです。ただ、唯一違うところといえば、一般的なビジネスマンより圧倒的に高いレベルが要求されるということです。実際、できているコンサルタントばかりではありませんが、それでもコンサルティングファームで鍛え上げられた人は総じてレベルは高いです。

インプットのスキル

洞察力・情報収集力

コンサルティングを行う現場での問題を発見したり、データを収集して調査を行う能力です。数ある情報の中で、問題発見や課題解決に必要な情報を探るための能力です。

ヒアリング・インタビュー

人の頭に入っている情報を引き出す能力です。コンサルティングでは問題解決の糸口につながる大変重要な役割を担っています。人は都合よく情報を解釈しようとしますので、基本は疑ってかかることが必要です。

スループットのスキル

分析力

収集した情報を統合して分析して答えを出す能力です。数ある情報の中から必要な情報を組み合わせて、問題をあぶりだしていく能力です。

ロジカルシンキング

事実を元に論理的に解を導く能力です。ただ、こちらの記事にも書いてありますように利用には注意が必要です。

問題解決能力

問題解決のための道筋を作る能力です。ロジカルシンキング等によって、問題(problem)を発見した後、課題(task)を考え、実行方法(how to)を組み立てる能力です。

アウトプットのスキル

プレゼンテーション

人を動かすための表現スキルです。プレゼンテーションの後、聞き手に行動を起こさせることが目的です。発表がうまいに越したことはありませんが、目的は相手に行動を起こさせることですので注意が必要です。

ドキュメンテーション

分析結果、解決策をまとめる能力です。文書作成ソフトの基本操作は習得しておくのは前提ですが、重要なのはデコレーションではなくコンテンツです。(大手コンサルティング会社で、資料の図形を1mmまで精密にチェックする人がいるということを聞いたことがありますが、報告書は設計書ではないので、目的以上のチェックは不要だとコンサル白書では考えています。)

マネジメントのスキル

プロジェクトマネジメント・リーダーシップ

チームでコンサルティングで行うとき、メンバーが何をやっていて、チーム全体がどのように進んでいくかを統括する役割があります。理想をいえば、マネージャーが不要となるようなプロジェクトの進め方がいいのですが、現実問題として、意思決定が必要な局面や、外部への説明責任が必要な場合もあり、プロジェクトの顔の役割を作った方がスムーズに事が進みます。

ファシリテーション

司会進行の役目です。議論を如何に終結させるかの舵取りの役目ですが、アイデアが全く出てこなかったり、意見が二分されている場合など、難しい会議ほど技量が必要になります。

ネゴシエーション

意見の異なる人を説得して合意に結び付ける能力です。一番重要なのは最初に反論できないように根回しをしとくことですが、前プロジェクトリーダーからの引き継ぎによって発生するケースもあり、難しい局面で求められる能力です。

まとめ

コンサルタントに必要なスキルの概略について説明してきましたが、「はじめに」で書いてありますように、特別なスキルはありません。ただ、顧客と折衝するときは、相手のレベル感に合うくらいの知識のキャッチアップが必要ですし、それには相当のレベルがないと務まりません。コンサルティングスキルはレベルアップに他ならないものだと筆者は考えています。

当たり前を圧倒的に。
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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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