コラム

AM3時就寝→7時起床・コンサルタントの生活

コンサルタントは数ある職業の中でもハードワークの部類に入ります。気力・知力・体力はかなり高いハードルが必要ですが、ここでは実体験に基づいたエピソードをお話します。
ポイント
  • ワークライフバランス?何それおいしいの?
  • 空が青い?え?黒いでしょ?
  • ごはんって何?あっ!知らぬ間に飲んでいるアレのことか!

午前様は当たり前

どの会社も勤務時間にはばらつきがあり、時期によっても違うと思いますが、少なくとも筆者の勤めていたコンサルティング会社では、終電・午前様(帰宅が深夜0時をまわること)は当たり前の生活でした。仕事に没頭していて、気が付いたらPM10時だったときがありました。そのときに、ふと「もう10時だ。」とつぶやいたのですが「まだ10時じゃないですか。」と合いの手が入ったことがあります。ぞっとしました。

全速力で走り続ける

夜11時30分から会議があり、終電のギリギリまで作業をして、朝9時のプレゼンまでに間に合わせることをほぼ毎日繰り返していました。もちろん機密情報を扱っていますので、自宅作業はできないわけですが、できる限りの情報を覚え、自宅で眠る3時・4時までネタを考え続けます。そして朝7時(これでも遅すぎですが)には起きて、会議の始まる前の30分間の間にパワーポイントを全速力で作りこみます。社内の協議を重ね、更に1時間で資料を作り直し、印刷して、顧客の元へ向かいます。向かっている電車の中で、もちろん資料は広げられないわけですが、会議の進め方について入念に考えます。顧客との会議が終わり、鉄は熱いうちに打てとばかりに、プロジェクトをどのように進めるのか議論をします。ここでやっと休憩になり、これが一日のうちの貴重な栄養補給の時間になります。(もはや食事とはいえません。)そして、夜まで考える時間が続きます。この時間がコンサルティングでは一番大事な時間になります。夕方に一度、方向性を確認して、更に考えを深め、資料を作り、気が付けば夜10時。このサイクルが毎日続きます。

休日の過ごし方

休日は仕事です。平日と同様に朝9時までには職場に入り作業に入ります。ただし、顧客の元へいく必要がないので、平日よりはゆったりと考えにふけることができます。なので、月曜日の資料の質は普段より上がったりします。平日ほど遅くはないのですが、やはり夕方から夜にかけてまで仕事をします。家に帰って何気なくつけるテレビが、流れてくるニュースが、生きていてよかったと感じられるようになります。特に土曜日は、もう一日余裕があるので、ぐっすりと眠ることができます。この時間が至福のひとときです。

まとめ

過労認定の残業時間は大体80時間です。コンサルタントの場合、おそらくこれをはるかに超える労働時間を働いていることになります。私の場合、タイムカード上でも月100時間は越えていましたので、実際には最低月130時間はいっていたと思います。命を大切にしないといけないレベルですので、働きすぎには注意したいです。

注意

このような生き方をしていますと、人間として破滅します。健康や感情は大切です。ブラックな働き方を強要させられる企業に入ってしまったら、さっさと見切りをつけた方がよいでしょう。

命を大切に。
ABOUT ME
コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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