はじめに
働きながら中小企業診断士の資格を取ることは可能です。筆者自身も働きながら中小企業診断士の資格を取りました。中には覚悟を決めて退職をして診断士になる方もいますが、それは少数派だと筆者の経験上思います。ここでは、働きながら中小企業診断士になる方法についてお話します。
覚悟を決める
中小企業診断士は頑張れば誰でも取れる資格だと筆者は考えています。そして、攻略において重要なことは、その頑張りが合格到達レベルに達するまで維持できるかどうかではないかと経験上思います。例えば、多忙すぎて時間が捻出できなかったり、相性の良くないテキストで勉強したりすると、自然と合格到達レベルに実力が向上するまで時間がかかってしまうわけです。これらを解決するためには、周囲の環境を整える必要があったり、教材の買い替えなども考慮しないといけません。つまり、一筋縄でいかないことを想定した上で、予定外のことが起こってもやり切る覚悟が必要になります。
繰り返し学習できる教材を選ぶ
中小企業診断士の学習に限らず、知識を習得するためには同じことを何度も繰り返すことが鍵になります。英語でもスピードラーニングといった教材がありますが、この教材は何度も繰り返し学習することに負担を感じないような工夫が施されています。教材選びも繰り返し学習することに負担が少ない教材を選ばれるのがいいと思います。筆者は、最初は中小企業診断士の資格の学校に通っていました。欠席もせず、真面目に勉強していたはずですが、全く結果がついてきませんでした。(財務会計の答練:8点/100点など)たくさんお金をかけましたので、否定したくはなかったのですが、この予備校の教科書が自分には合わないという真実を直視し、教材を変えてやり直したら、一次試験は全て通りました。教材はとても重要だと改めて思います。
夢を描く
どうぞ怒らないでください。中小企業診断士は業務独占資格ではなく、資格を取ったとしても、才能がなければその先はありません。もし、何か職を得るためであれば、公認会計士や司法書士などの業務独占資格を取得されることをお勧めします。中小企業診断士は独立であれ、勤務であれ、自身で道を切り開ける方にフィットすると筆者は考えています。中小企業診断士の資格はあくまでツールです。人としての生き方が先にあり、それを強化するための資格だという方が的確だと思います。だからこそ夢を描いて欲しいと思います。中小企業診断士は名刺に書ける資格です。ぜひ、中小企業診断士の資格の書かれた名刺を持ち、今までとは違う人生を歩んでいるご自身の姿に向かって進んで頂ければと思います。
まとめ
働きながら中小企業診断士を取るためには、何があっても進む覚悟が第一に必要です。そして、少ない時間の中で生産的な学習をするために、自分にあった繰り返し学習が継続できる教材を選ぶことがその次に必要です。また、短期集中の場合も、長期でコツコツ進める場合も、自分を励まし続けることができる夢をありありと描くことも大切です。働きながら中小企業診断士を取得することは極めて現実的です。ぜひ、望む働きに前進してください。