転職

SIerからコンサル会社への転職

はじめに

コンサル会社とシステムインテグレータ系(SIer)の会社は似ていますが異なります。経営にITが活かされるようになり、SIerの出番は多くなってきましたが、経営とITのギャップは存在します。ここでは、SIerからコンサル会社への転職について紹介します。

IT→経営のギャップ

システムインテグレータ系(SIer)の会社からコンサル会社へ転職をする場合、ITコンサルから、経営・業務系または人事系のコンサルにキャリアチェンジすることが一番大きなギャップになります。分野の違いもさることながら、コンサルティングの進め方も似て異なります。ITコンサルタントの場合、どのような手法で、どのような解決策を導くのかという選択肢が「技術」で固められているのに対し、経営コンサルタントの場合、手法や解決策は「仮説ベース」での提案が中心になります。

見えるもの・見えないもの

絶対に手に入らない情報があったり、憶測で物事を進めないといけなかったり、経営コンサルタントは、判断のベースになるものが人それぞれ違いますので、主義主張を相手に納得させる術が必要です。ITコンサルタントは、つまるところシステムを見せて良いか悪いかの判断ができます。しかし、経営コンサルタントはそれができません。そのため、目に見えないものを相手を納得させる技術の習得が、SIerからのコンサル会社への転身で一番要になってくるポイントです。

まとめ

ITと経営のギャップはありますが、ITコンサルで身に付けたスキルは、経営コンサルでも多いに役に立ちます。ゼロベースからの転職者よりもずっとアドバンテージがありますので、業務幅を拡張したいという野心があれば、コンサル会社への転職は大いに挑戦すべきでしょう。

実現をITから支援するか経営から支援するかの違いを理解する。
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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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