知識

戦略系・業務系・IT系

はじめに

コンサルティング業界では、コンサルティング内容によって、戦略系、業務系、IT系などの分類をします。ここではコンサルティング業界における会社の分類についてお話します。

大企業向けは専門的に、中小企業向けは全般的に。

以下にコンサルティング業界の分類を模式化しました。
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まず、大きく大企業向けのコンサルティングか中小企業向けのコンサルティングに別れます。大きな違いは、中小企業は戦略から業務、ITまで一社または一人で複数の分野に渡るコンサルティングを行うことに対して、大企業向けのコンサルティングは、戦略、業務、IT、人事に分かれてコンサルティングを行います。これは企業規模と企業のコンサルフィーの支払い能力を考えれば、想像に難くないと思います。

大企業向けはヒトとそれ以外

大企業向けのコンサルティングは、先のとおり戦略、業務、IT、人事に分けて考えます。人事は他の3つの要素と異なり扱う対象がヒトなので、別の分類として考えることが多いです。また、戦略→業務→ITに関しては連携性が高いので、ワンストップで行う総合系のコンサルティング会社もでてきました。また、コンサルティング会社が独自色を打ち出し、特定の領域だけをコンサルティングを行う場合もあります。
上図はコンサルティング業界の一般的な分類を模式化したものです。

歴史的背景が関係ない時代

会計事務所系、SIer系、シンクタンク系などの分類もありますが、現状、あまり意味はありません。どこでも会計とシステムは抑えています。戦略系に関しては、総合系といえどもそれ程人数はいませんし、コンサルティング会社のなかでも別格扱いですので、きちんとした壁があります。しかし、業務系、会計系、IT系に関してはそれぞれの企業が買収したり、新部門を立ち上げたりして差はなくなりました。特に人の流出入の激しい業界ですから、ノウハウも行ったり来たりします。(※実際A社と同じ資料がB社から出てきたことがあります。機密保持契約に違反していますので社名は差し控えます。)

まとめ

コンサルティング業界には、以下の3つの壁があります。

  • 大企業と中小企業の壁
  • 大企業における人事系とその他の壁
  • 戦略系とその他の壁

この壁を除けば、多くの企業がいろいろなことにチャレンジしている状況です。今後も時代に併せて業界再編が繰り返されていくことでしょう。

コンサル業界が揺れても、自分の羅針盤はぶらさないこと。
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コンサル白書
現役の経営コンサルタント(中小企業診断士)として2010年に独立しました。診断士試験は、独学でE判定から1週間で合格しました。
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