- 狭義では「企業のお医者さん」
- 広義では「専門知識で行動を支援する人」
- 時代の流れで拡大解釈されるようになった
コンサルタントは企業のお医者さん
コンサルタントは企業のお医者さんです。従業員のモチベーションが低い、新規事業を着手すべきかわからない、資金繰りに困っているなど、企業には何らかの問題が潜在的に存在しています。それを発掘したり相談を受けたりして、最終的には企業の方向性を導いていくお仕事です。お医者さんに眼科、耳鼻科、内科、外科等の役割分担があるように、コンサルタントにも専門領域によって、経営コンサルタント、ITコンサルタント、人事労務コンサルタントなどの分類があります。
コンサルタントの元々の意味
コンサルタントを英語で書くと”consultant”です。英英辞典には”someone whose job is to give advice on a particular subject”と書かれており、「特定領域の専門性を持ち、相手に助言をする人」というのが本来の意味でした。しかし、このコンサルタントの意味は実態とは離れています。現実では助言だけでなく課題抽出から実行支援まで、成功につながる活動を幅広く担っているイメージです。なので、辞書通りの意味では少し「古臭い」というのが現役のコンサルタントが持つ感覚です。助言だけでは「アドバイザー」と何の違いもありません。アドバイザーや批評家とコンサルタントはまったく違う職業です。
○○コンサルタント
世の中には○○コンサルタントという名前のつく職業が数多くあります。しかし、ネーミングの切れ味だけで○○コンサルタントという名称を使用しているものも多いです。そのときは、企業のお医者さんであるか、単なるアドバイザーや批評家ではないか、判断材料にするといいでしょう。コンサルタントは「一緒に頑張りましょう!」というスタンスが必ず含まれます。もしそれがない場合は、単なる「まやかし」だと思ってまず間違いはありません。
まとめ
コンサルタントは企業のお医者さんとして、助言のみならず様々な活動をしています。企業を成功に導く使命を担って、何をどのように進めていくのか、クライアントと共に未来を築いていく職業です。